【完】最強Boys VS 謎の不良 〜彼らの追う夢の先〜

海里「……あっ…」


確かに見えた、コートに立つ人影。


その大きくて男らしい背中には、ユニフォームのエースナンバー、“4”の文字。


その人物はあたしの視線に気づいて振り向くと、眩しいくらいの最高の笑顔で微笑んだ。


『海里!』


え…? 嘘でしょ……?


海里「お兄…ちゃん……?」


信じがたい光景に、あたしはただ立ち尽くすことしか出来なかった。


どうして……ここにいるの……?


するとその人物は持っていたボールを胸の前に構え、しっかりとゴールを見据えてシュートを放つ。


ボールは吸い込まれるようにリングへと飛び、静かにネットを揺らした。


そのシュートは昔と全くかわらない、お兄ちゃんの完璧なシュート。


シュートを決めると、その人物はまた微笑んであたしを見た。


あの、眩しいあたしの大好きな笑顔で……。