【完】最強Boys VS 謎の不良 〜彼らの追う夢の先〜

翔太「……っ…」


優雅「……ひでぇな…」


光希の右足はパンパンに腫れ、内出血で色が変わっている。


一目見ただけでも、とても立てるような状況じゃないことが見て取れる。


海里「……とにかく冷やせっ」


有咲が急いでアイシングを当てても、光希の表情は険しいまま変わらない。


痛みを紛らわすかのように、必死に歯を食いしばり海里に抱きついている。


辰哉「……どうすんだよっ」


光希はとても試合になんて出れる状況じゃない。


今まであれだけ意地を張っていた光希も、さすがに痛みには耐えられないようで……。


光希「…みっ、んな…ごめッ…っ」


海里「大丈夫だから。自分の心配しろ、な?」


光希の頭を撫でながら呟く海里。


でもさすがに焦りの色は隠せていない。


光希の体は心配でも、今は試合のことを考えなくてはならない。


タイムアウト終了まであと少し。


全員が最悪の事態の覚悟を決め、瞳を閉じた瞬間……。