【完】最強Boys VS 謎の不良 〜彼らの追う夢の先〜

海里「今考えることはどうやって試合を続けるかだ。どうせお前らしか出ないんだから補欠なんて使えねぇんだろ?一旦戻って体制立て直すぞ。光希の足がどんな状況かも見ねぇとだし」


どうして海里はここまで冷静でいられるのだろうか。


颯爽とベンチに戻る背中はやはり優太さんの面影を持つ。


俺たちはその背中を見ながら、湧き上がる怒りを抑え、ベンチに戻る。


有咲「光希くん‼︎」


翔太が光希をイスに座らせると、アイシングなどを持って駆け寄ってくるマネージャー。


しかし、光希は呼吸が整わず、額には尋常じゃないほどの汗が流れている。


光希「…ッ、か…いりっ……」


光希はギュッと海里の腕を握り、苦しそうに海里を見上げた。


そんな光希の頭を海里は優しく撫でる。


海里「……大丈夫だから」


全員に言い聞かせるように唱える海里。


優しく光希の手を握り、右足のバッシュを脱がせ、テーピングをとった。