綾乃「タオルちょうだい‼︎」


孝「……どうした?」


孝が眉間にシワを寄せると、有咲に肩を支えられる、ずぶ濡れの千春が歩いてきた。


辰哉「ッ⁉︎ どーしたの⁉︎」


翔太が千春にバスタオルをかけると、ハハハと千春が力なく笑う。


千春「さっき、ペットボトルを持った筑波のマネージャーの子が、あたしの目の前で転んで……」


有咲「そのペットボトルの蓋が開いてて…こんなことに……」


優雅「はあ?」


光希「それって……」


有咲「その子、ちゃんと謝ってくれたんだけど、去り際にニヤッと笑ってたから……」


有咲の言葉に全員が顔を見合わせる。


なんだよ…ついには俺たちだけじゃなくて、マネージャーにまで手出すってのかよ……。