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大会当日――。


いつも以上に感じる歓声、風通しの悪い体育館にこもる熱気。


その全てが俺たちの闘志を奮い立たせる。


ついに…この日がきたんだ……。


3年間、俺たちが夢を見てきた舞台。


それと同時に、優太さんの夢が儚く散っていった場所……。


それを思うと、いつも以上にプレーに勝利という信念が自然と表れる。


目の前にいる相手と戦いながらも、俺たちの先には『優勝』という目標だけしか映っていなかった。