【完】最強Boys VS 謎の不良 〜彼らの追う夢の先〜

有咲「……ねぇ、どうして?」


少しの沈黙の後、有咲がポツリと呟いた。


有咲「あたしたちじゃダメなの……?」


今にも泣きそうな有咲のか細い声。


その捨てられた子犬のような瞳は、優雅に向けられる。


有咲「どうしてあの子なの⁉︎ あたしはずっと優雅くんだけ見てるのに‼︎」


千春「そうだよ‼︎ それなのに、どうして振り向いてくれないあの子なのっ……」


千春の視線の先には、3人を見つめたまま動かない翔太がいる。


千春「あたしはっ…ずっと翔太くんが好きだよ‼︎」


そんな2人を見て、優雅と翔太は気まずそうに視線を反らす。


確かに…ずっと自分に振り向いてくれないやつを追いかけるのは辛かった。


どんなにそばにいても、あいつの心は何処か別のところにあったから……。