顧問「それがな…教職をクビになってしまってな……」


「「「「「はあっ⁉︎」」」」」


突然の言葉に、5人の驚きの声が体育館にこだまする。


顧問「明日から学校に来られなくなったんだ…。だからお前らの面倒も見られなくなる。あとは5人で頑張ってくれ」


「ごめん……」と言って、申し訳なさそうに頭を下げる顧問。


クビって……


どうして急に……。


孝「……何でだよっ‼︎」


優太さんの夢を理解し、俺たちの代まで見守り続けてくれた顧問。


いつも俺たちに気を使い、よくしてくれた。


それなのに……。


孝が掴みかかると、顧問は気まずそうに視線を落とした。