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それは、決して破ってはならない暗黙のルール。


桜庭高校バスケ部に、憧れを抱かない女子は少ない。


誰でも一度は彼らに熱い視線を向ける。


しかし、彼らは決してそんな視線のためにバスケをしているのではない。


何か明確の目標があり、必ず夢を背負っている。


それが自分のためなのか、あるいは他の誰かのためなのか。


それは彼らにしかわからない。


しかし、そんな彼らの夢を本気で応援すると決めた者は、


決して彼らの夢を邪魔してはならないのだ。


そう、どんなことがあっても必ず見守り続けると……。


彼らの夢を応援するにあたって、この関係を崩してはならない。


彼らが夢を叶えるまで、


決してその一線を越えてはいけないのだ―――。