【完】最強Boys VS 謎の不良 〜彼らの追う夢の先〜

孝「……なれよ」


少しの沈黙の後、孝は低い命令口調であたしに言った。


それを聞いた瞬間、返事に困ったあたしはその場にフリーズする。


そして孝が低く呟いた時、カッと一瞬にして綾乃の表情が変わった。


綾乃「何なのよ‼︎」


体育館中に、綾乃の甲高い叫び声が響き渡った。


今までの綾乃のヒステリーとは訳が違う。


体は小刻みに震え、全身から怒りのオーラが漂っている。


どうやら怒りをどこにぶつけていいかわからないようで、


唇と拳をギュッとキツく結んでいる。


綾乃「どうしてこんなやつがマネージャーにならなきゃいけないのよ‼︎ あたしたちじゃ不満なの⁉︎」


今にも泣きそうになりながら叫ぶ綾乃。


さすが学校でも有名な美人なだけあり、怒っている綾乃は美しく見える。


怒りは女性を魅力的に見せるものなのだ。