そんな中……―――。




? 「……やっといい瞳になった」


屋外コートのフェンスの陰で、コッソリと5人の様子を見ていた人物は、


クイッと口角をあげると、ポツリと呟いた。


そして、綺麗に澄んでいる青空を見上げると、


胸にあるシルバーのネックレスをギュッと握りしめた。


? 「あいつらが…きっと夢、叶えてくれるよ。


お兄ちゃん……―――」


その人物は切なく瞳を揺らすと、悲しそうに微笑んんだ。


そして……


? 「バイバイ……最強Boys……」


そう今にも消えそうな声で呟くと、


最強Boysにクルリと背を向けて歩き出した。


もう、あたしの役目は終わったから……―――。





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