なぜ、この時期に父の転勤が決まったのかあまりよくわからなかった でも、もしかして... 「でもどうやって?」 「消滅させるの」 …え? 「今...なんて?」 「…消滅。そう日記に書いてあった」 「日記?」 コクりとうなずく 「学校終わったら家に来て」 「えっ、」 「日記、見せてあげるから。」 そう言い残して めいこは屋上を後にした