いやいや・・・驚くでしょ?
 誰でも・・・

 恥ずかしいし、手離してくれないじゃん。

 無理無理無理無理・・・・。

 「凛花ー、早く―・・・・」

 「じゃぁ、手離して?じゃないと、
  食べさせてあげられないよ?」

 そういうと、素直に手を離してくれた。
 ・・・素直なんだ―、蓮って意外と。

 「何がいいですかー?」

 「それがいいー」

 指差した方を見ると・・・
 ウインナーだった。

 「この前あげたから」
 
 あっ、そう言えば・・・ウインナー
 もらったっけ?

 「ちょーだい?」

 蓮は、満面の笑みであたしを見てくる。
 うっ、意地悪だ・・・

 「はい、どーぞ」

 あたしがそう言うと、口を開けて
 その口の中にウインナーを入れる。

 「うまーい、凛花に食べさせてもらったから
  余計にうまい」

 「~っ///」

 恥ずかしすぎて、蓮の顔が見れない。