そして、生徒会室から出て、 
 急いで教室に向かう。

 蓮が待ってるから・・・・。

 「蓮ーーーーーー、お待たせ」

 あたしは蓮に思い切り飛びついた。
 蓮の匂いがする。
 この匂いは、ほんと大好きだ。

 そして、この大きい背中も・・・

 「凛花?・・・」

 「ん?」

 「ううん、なんでもない」

 「へへーっ」

 蓮があたしは大好きで仕方がない。
 
 「蓮」

 「ん?」

 「お昼食べよ?」

 「おう」

 あたしたちは、お弁当をもって屋上に行く。
 実は今日、蓮の分まで作ってきたんだよねー。
 おいしい、って言葉を蓮は口にしてくれるのかなぁ?

 もし、言ってくれなかったらショックだけど・・・