またまた、ほっぺたを膨らまし拗ねる。

 「可愛い。今すぐ抱きしめたいねっ」

 「さっきまでず抱きしめてたくせに・・・」

 「可愛すぎだから抱きしめたくなるの」

 ほんと、凛花は無自覚すぎだっつーの。
 無自覚にもほどがある。

 あっという間に凛花の家に着いた。

 「今日はありがとね。あと・・・誕プレも」

 「どういたしまして」

 「また、明日ね」

 「また明日」

 そういって俺は、触れるだけのキスをした。
 
 「久々だね、キスも・・・」

 「だなっ、じゃっ」

 手を振って、家へ帰る。