「まもなく、○○、○○です。お出口は・・・」

 もう、着く。
 
 「凛花、降りるよ?」

 「うん」

 扉が開いた。

 俺らは、電車から降りて、切符を
 改札に通した。

 一度離した手をもう一度つなぎ直す。

 俺は、凛花の顔を覗き込んだ。
 すると、顔が一気に赤くなった。

 「凛花、顔赤っ。どーしたらそんな一気に
  赤くなんの?」

 「し、知らないよー・・・///」

 「やっぱ可愛いね。ずっと見てても飽きないよ」

 「やめてね、ずっと見るのは・・・」

 「えー?やだね」

 「えぇー、意地悪・・・」