凛花も俺のアイスを食べる。

 「ありがと」

 「どういたしまして」

 アイスを食べ終わると、既に日が
 暮れていた。

 時計を見ると、18時だった。

 「よしっ、そろそろ帰るかー」

 そう言って立ち上がると、俺の服を
 掴む凛花。

 「どうした?凛花」

 「まだ帰りたくない・・・」

「そりゃー、俺も同じ気持ちだけど、親が
  心配すんだろ?」

 「そーだけど・・・やだ///」

 こいつはどれだけ可愛いんだよ。

 俺は凛花の方を向き、そっと抱き締める。
 
 「俺もやだ・・・でも、また明日会うじゃん」

 「そーだね」