「昨日の言葉?ってなに?
なんか、言ったっけ?あたし・・・」
「覚えてねぇーのかよ・・・
昨日は甘えてくれたじゃん」
昨日のことを思い出したのか
顔が赤くなった。
しかも、耳まで・・・
「蓮。一回離して?」
「やだ」
「いいから!」
笑顔で俺を見た。
俺はその笑顔に負けて、離した。
一気に寒さが増す。
さっきまで密着していて、
あったかかったから・・・。
凛花が振り返った。
「蓮」
「ん?・・・・」
またやられた。
頬に・・・
柔らかいものを当てられた。
凛花の唇だ・・・。
離れてからすぐ俺に飛びついてきた。
倒れかけたけど、どうにか
耐えた。



