「蓮ー、帰ろ?」

「お、おう・・・・」



あたしは、蓮の大きな手を取り
歩いた。



「ね、蓮。あたしが告白されるの知ってたの?」

「ん?まーね?」



蓮は優しく笑った。
それを見てあたしも笑った。


「公園行きたい!だめ?・・・」


あたしは蓮におねだりする。


「んー・・・やだ。
 公園行くんだったら、俺の家来てよ。

 今日誰もいねーし・・・」


「何で誰もいないの?」


しばらく沈黙が起きる。