俺は、入場門に行こうとして
歩いていた。

すると、前から見たことのある顔の人が
通る。
それは・・・平田だった。

俺は、平田を止めた。

「なぁ。平田・・・だっけ?」

平田ってことは知っていたけど・・・
初対面だし、疑問系にしておいた。

「あぁ・・・そうだけど・・・」

「俺は、黒羽 蓮。凛花の彼氏」

「あぁ。あんたが・・・」

俺の顔を知らなかった見たいだけど
凛花に彼氏がいるってこちは
わかっていたみたいだ。

「お願いだから、凛花にはこれ以上
近づかないでほしい」

「・・・・・・・」

「だから、生徒会の仕事、辞めさせても らえない?」

勝手なことだとは分かっていても
楽しそうな凛花の顔を見たくはなかった
から・・・
限界だったから。

「それは無理だな」

「は?」

俺は、平田を睨みつけた。