生徒会の仕事を許可したことを
すげぇ後悔している。
でも、凛花はやりたがっていた。
凛花やりたいことはやらせてあげたかったから、やらせてあげた。
でも、こうなることは予想していなかった。
「蓮ー、お前大丈夫か?」
「あぁ・・・何が?」
「何が?って・・・倉本のことで
すげぇ悩んでるっぽいじゃん」
「まぁーな・・・」
「何があったんだよ・・・」
あの日、帰りに凛花と平田を見てから
何も起こりはしなかった。
でも、何であんな楽しそうな顔を
平田に向けるのか・・・
俺にはわからない。
もしかして、凛花は俺じゃなくて
平田のことが好きなんじゃないか、
とか。不安に思う。
そのことを全部優雅に話し、
少しすっきりした気分になった。
「・・・なるほどな」
優雅は俺の話をしっかり聞いてくれた。
相槌を打ちながら・・・



