学校につき、教室に入った。

朝少し早いからあまり人は
いない。
少しざわざわしてるくらいだ。

俺は、急いで体操服に着替えて
グラウンドへ出る。
各クラスのテントに行き待機して
いた。

「おっはー、蓮」

「あぁ、優雅」

優雅は一瞬呆れたような顔を
見せた。

「はぁー、相変わらず冷たいなー。
まぁ、冷たいのが蓮何だけど・・・」

「なんだそりゃ」

俺は苦笑いした。

「蓮?今、どんな感じ?倉本と・・・」

「ん?別に変わったことはない。
あと、今日一緒に帰れるって・・・」

「おぉーー、良かったじゃん、蓮」

俺は、「まーなっ」と言って
笑う。
イライラを隠すように。
いつになったら、このイライラが
消えるのか・・・

いつまで俺にくっついてくるのか。

どうにかして、平田と凛花を
引き離したい・・・

俺は、後悔した。