久しぶりに一緒に帰れることが
嬉しかった。
「今日は体育祭だねー」
凛花が俺に言ってきた。
「混合リレーの練習行ってないから
大丈夫か心配だなー」
凛花かの方をみるとすげぇ不安そうな
顔をしていた。
「生徒会で忙しいんだろ?
仕方ねーじゃん。負けても大丈夫
だし・・・誰も凛花を責めたり
しないから」
そう俺が言うと凛花は笑みを浮かべた。
「俺、応援してるから!
頑張れよ」
凛花の頭をクシャクシャと撫でた。
すると、凛花の顔が真っ赤だった。
そんな真っ赤な顔を見るのは
久々だった。
「ありがとう、蓮」
目を細めて不安を吹っ飛んだかの
ような笑顔を見せてくれた。