10分歩いたら、凛花の家の前に
着いた。

人差し指でインターホンを鳴らした。
ー ピーンポーン

しばらくして、凛花の母さんが
家から出てきた。

「もうちょっとしたら、準備できるから
上がって待ってて?」

「あ、はい・・・おじゃましまーす」

俺は、そっと入り、玄関のところに
腰を下ろした。

5、6分待ったところに凛花が
急いできた。

「蓮、おはよー」

「おせぇよ、凛花」

「ごめんね?」

俺は、いつも通り凛花と話す。
凛花は急いで靴を履いて鞄を持った。

「いってきます」と凛花は母さんに
向かって言った。
すると、「いってらっしゃい」と
返事が帰ってきた。

玄関から一歩踏み出す。

「凛花、今日は一緒に帰れそう?」

「うん、今日は帰れる!生徒会の
仕事もないみたいだし・・・」

「そっか。じゃ、帰ろ?」

「うん」