『ごめんねー、
男子が部屋来るの初めてだからさ』

(うん。それはそれで嬉しいけど…
俺は男とも思われてないワケね)

『まりか…
賢にぃ呼ぶ時はちゃんと片付けとけよ』

『え…?』
想像して赤くなる まりか。

(か…かわいい!まりか!)

『とにかく、賢兄は甘いもん大好きだから、もーちょっと甘いほーがいいかも!

味は…このチョコとこっちのメープルが
いーかな』

悠樹は、まりかと更に近づいたことで、応援も悪くないなと思っていた。

二人は打ち合わせをして、渡す日の朝を迎えた。