『ホント！？
ありがと、悠樹！

…でも、なんで？』

『…俺、最近 悟りの境地に達したから』

『は？なにソレ！？』

『とにかく！
子供ん時は、いつも まりかに助けられてたから、今度は俺が助けるよ』

（悠樹って義理堅いんだナ）
『じゃあ、甘えさせてもらおっかな』

『…それから、この前ごめんな！
めっちゃ腹痛くなってさ、途中から話し上の空だった』

『そーだったの！？
…もしかして差し入れのせい！？』

『え…？

あ、違うよ！朝から！なんとなく！
つか、お礼言ってなかったけど、マジ嬉しかったし！
ありがとな！』

『どーいたしまして！』