そんな悠樹に、まりかは…

(ヤダ…
すごいドキドキして、

心臓が破裂しそう!!


どーしよ…

好きで、好きで、たまんないよ!!)


『悠樹、大好き…

今まで、いっぱい傷つけてごめんね…』



その言葉で悠樹は…

嬉しくて、切なくて、どーしようもない
くらい愛しさが込み上げて…



もう一度、キスをした。



リアルな現実が突き抜ける…

(どーしよう…俺、

嬉しくて死にそうだ!!!)


悠樹の唇は、まりかの唇を、
撫でるように、吸いつくように、
這ってゆく…

まるで、何度も何度もキスを重ねるように…


優しくて甘すぎる、悠樹のキス…

悠樹の深い想いが、唇から まりかに伝わってくる。

(なんか…ヤバ…

私…とけそぅ…


も…たえらんない…!)


まりかが しがみつくと、
悠樹も強く強く抱きしめた。



そして、ゆっくり唇を離すと…

『今までの分 取り戻すくらい、一緒に
いよーな!』

そう言って悠樹はまた、まりかを抱きしめた。