『…

えぇっ!!?』

驚いて、荷物を落とす まりか。
慌て拾いながら、

(え…!!

ウソ…

なに…

まじ!?

えぇっ!?

てか、オトコ嫌いが定着してたから…

告白されんの、ちょ〜久しぶりなんだけど!)


斉藤は拾うのを手伝いながら、
『ごめん、急に…』
と、呟いた。

『…んーん、でも私…』

ふと、過去に告白された時の事を思い出した。


その頃の まりかは、まだ好きという気持ちがわからず、

「ごめん、そーゆーのキョーミないから!」

と、いつもサックリ流していた。


(なんかサイテー、私…!

人の気持ち、簡単に扱って…

どの好きにも、価値があるのに!!)