『で、告白しなかったんだ!?』

次の日の学校で、まりかの報告に驚く希子。

『出来ないよ!

なずなちゃんと付き合ってたら、邪魔するだけじゃん!』

『…それはナイと思うよ。
悠樹くん一途だし…』

『でもさ…

悠樹がずっと そばで、守ってくれてた
コトが、私に響いたみたく…

なずなちゃんがずっと そばで、支えてくれてたコトが、悠樹に響いたとしたら?


希子も、彼氏と似たような状況だったから、わかるでしょ…?』

まりかの言葉に、何も言えなくなる希子。

『それに今は…

あまりにショックで、動けないよ…!』

そう言って、まりかは机にうなだれた。


(なにやってんだろ、私…


あぁ…
あの頃に時間戻したい…

悠樹に想われてたハズなのに…


まじ…
過去の自分が羨ましい!!!2nd)