二人をこっそり見ていると…

待ち受けに見た、キス写メが目に浮かんだ。


ズキン!



胸が痛い…

(罰ゲームでも…ヤだな…



そーいえば…

私も悠樹の前で、遥歩にキスされたよね…

あの時 悠樹、めっちゃ笑顔で、気にもしてないカンジだったケド…


どんな気持ちだったんだろ…?)


『…だからさ、そこクセになってない?』

『そーかも…
このあとの試合で意識してみるよ。
つーか、よく気づいたな!』

二人の会話が聞こえてきた。

『当たり前でしょ!
ずっと悠樹のコト見てきたんだから』

『…うん』
と、少し照れて、目を逸らす悠樹。


(なに…ソレ…?

なずなちゃん、告ったの!?


てか、悠樹…

なんでそんな照れてんの!?



ヤダ…胸が痛い…!)

切なさに、心が折れそうな まりか。