悠樹と再会して、もう一年になる。

日曜日…
まりかは、告白の勇気を固めるため、
再会したファミレスの 前にやって来た。

(あの日…

ココで悠樹が、私を見つけてくれた…)

顔を赤くして、驚く悠樹を思い出し、
思わず笑う まりか。

(なんの ためらいもなく、私の名前よんだよね?

どんだけ記憶力に自信あんのよ?)
と、また笑った。


ーお前、相変わらず忘れっぽいよな〜ー

ふと、悠樹の友達の言葉が頭をよぎる。


(あれ…

そーいえば、元カノのコトわかんなかったよね!?

いくら変わったからって、卒業して2年くらいしか経ってないじゃん!

私なんて、8年振りだよ!?
しかも、子どもん時から成長してるし!


それに、忘れっぽいって…



私って…
それほど特別だったの…?)


胸がざわめく…