『弟の方もカッコよかったよ』
希子も話に入って来た。

『えっなに!?希子知ってんの!?』

『うん、サッカーめちゃウマでさ、
顔はさっきの彼ほどじゃないけど、
めちゃカッコイイよ!
クールそうなんだけど、なんかカワイイ感じ!』

『わ!私そーゆーのタイプ!』
『ねぇ、まりか!紹介してよ!』

『紹介?誰を?』

『誰って3人ともよ!』

『んー…
じゃあ、さっきのと・その弟にはきーてみるよ』

『あたし、朝の彼がイイ!
なんでダメなの?彼女いるの!?』

(え?…そっか、考えてみなかったな。
賢にぃ彼女いるのかな…)

『とにかく、ダメ!』

女子達がニヤニヤする。

『それって…
まりかも狙ってんの!?』
『なに?マジ!?
脱オトコ嫌い!?』

『あーも、うるさいよ!
とにかく、紹介のことは聞いとくから!』

そういいながら、脱オトコ嫌いに期待が
膨らむ まりかだった。