しばらく…
悠樹の遥歩フォローを、黙って聞いていた まりかだか、


『悠樹は…
私と遥歩がうまくいってほしいの?』


思わず、聞いてしまった。


少し驚いたふうに、固まる悠樹。

(どーゆーイミだよ…?

そんなコト聞くなよ…

なんて答えればいんだよ!



ヤバい、早く答えねーと…)


『…悠樹、なんで黙るの?』

『…真剣に、

考えてたんだよ…
今回の事があるし…


でも、二人が想い合ってんなら、
それがベストだって、思うよ…』


(これが…

答えなのかな…

憶測は、勘違いだったのかな…


私、なんで寂しんだろ?

悠樹に、なんてゆって欲しかったんだろ?

悠樹に、なにを求めてたんだろ?)



それから二人は…

相談話だけでなく、会えなかった間の近況話やサッカー話に発展し、

気が付くと時間は1時をすぎていた。