数日後…

夕方、悠樹が帰宅すると、
『悠樹!おかえり〜ッ!!』

居間で まりかが出迎えた。

『え…!
なんで!?』

驚きながらも、胸が高鳴る悠樹。

『遥歩の部屋に遊びに来たんだ!』
(わーい!久しぶりの悠樹!)

『そーなんだ…』
(そっか…
そーゆー事もあるよな…)

『でね!今、美紗ママと遥歩と3人で、晩ごはん作ってるんだ!』

『へぇ…』
(わ…なんか楽しそ…)
と、ジェラシーな悠樹。

そこに、キッチンから遥歩がやって来て
『まりか、俺、飲み物買ってくる』
と言って、


まりかにキスをした。



ショックに…

息が詰まって、凍りつく悠樹。


まりかは、
『ちょっ…遥歩!』
と言って、恥ずかしそうにうつむいて、顔を赤くする。

(やだ…悠樹の前で!
顔、あげらんないよ…)