『悠樹!集合して!』
交換が終わった所で なずながやって来た。

『わり!
じゃあ、まりか…』

『うん、またね!』

(またね?

…またねなんだ!!)
再び喜ぶ悠樹。

そんな悠樹をみて、なずなは去り際に
まりかを睨む。

(睨まれたし…
でも、めっちゃキレイなコだなぁ)


まりかは悠樹のケー番を登録しながら、
色々と思い返した。

(そっか…
私がサッカー始めたのも、小さい頃 悠樹の練習につきあってたのがキッカケだもんね…)

(賢にぃと再会出来たのも悠樹のおかげだし…)
再会を悠樹のせいだと怒っていたことは忘れている。

(うん、サッカーするやつに悪い奴はいない!)
根拠のない思い込みをしつつ、

(悠樹に罪はなかったのに〜!
これからは仲良くしよ!)
今更気付く まりかだった。