ピアスを見ながら、悩むまりか。
(こーゆーの私に似合うかな…?)

ーちょっと色気づくのもいんじゃないー
ふと、希子の言葉を思い出す。

(決めた!ここのピアスにする!)

『ね、遥歩!
遥歩からのプレゼントなんだから、
選らんでくれる?』

『そーだな…



コレ!
なんか まりかのイメージ』

ハートに黄色とピンクのストーンが下がっているピアス。

『あ…可愛い!!
じゃあコレにするッ!』

包んで貰ったピアスを遥歩から受け取ると、
『ありがとッ、遥歩!

いま着けてい!?』
と、はしゃぐ まりか。


二人は商業施設の中庭のフリースペースに移動した。