一緒にプレゼントを選んでいると、
相変わらず女の子の注目を浴びる遥歩。

(…ずっとオトコ嫌いだったから、
男子の顔とか、キョーミなかったケド…

遥歩はホントにカッコイイ…)
と、遥歩を眺める まりか。

視線に気付いた遥歩は、
『なに見とれてんだよ』
と、茶化す。

『だって、カッコいんだもん』
と、素直に答えると、

遥歩は照れくさそうに、
『バーカ』
と言って顔を背けた。

(あ、勝った。可愛い!)

遥歩の扱いに、ちょっとずつ慣れて来た
まりか。



『ここも見てみろよ』

遥歩は、プレゼントがなかなか決まらない まりかに、人気のジュエリーショップを指差す。

『わ、こーゆートコ、入った事ない…』

(なんか、高そ〜…)