『うん!
てか、もともと遥歩が原因だったし!

まぁ、トラウマはトラウマの元に解決してもらうのがイチバンだね!』


『………』


『悠樹?



もしもーし!
聞こえてる?』

『…ごめん、

電波途切れてた…』
と、ウソをつく悠樹。

『まじ!?
びっくりした。

てかさ、再会した時、ごめんね。

私、トラウマのコト思い出したくなかったから、工藤家みんなに関わりたくないって思ってて…

悠樹には、冷たくしちゃったよね?』

『そーだったんだ!?
いーよ、全然。

つか、俺もごめん!

俺はお祝いしてもらったけど、
まりかの誕生祝いはやめとこーかなって…
兄貴も、いー気しねーだろーし…』

『そんなコト!?
ぜんぜんいーから!』