『希子ッ!』
まりかはハイテンションで、昨日の遥歩との事を話した。

希子は、急展開に驚きながらも、
『そっか…
まりかは遥歩くんの事、好き?』
と、聞く。

『うん…
愛しいなって思うよ』

すると希子は、
『じゃあ、良かった…

初カレ、おめでとう!』
と、微笑んだ。


それから まりかは、愛美の所へ報告と
謝罪に行った。

『いーよ、別に!
アタシ本気じゃなかったし…

てか、良かったね!まりか』

(なんてイイ子なの!!)

『ありがと、愛美〜!』
と、感動する まりか。


まりかがその場を去ると、愛美の友達が
『てか、ありえなくない?
うちらバカみたいじゃん!
愛美、優しすぎ!』
と、まりかの陰口をたたく。

『別に。
どーせ、うまく行かないから。』

『なんで!?』

『遥歩、あんなだよ?
オトコに偏見持ってた まりかとは、
うまく行きっこないって!』

と、愛美は嫌味に笑った。