そのあと、大はしゃぎしながら一緒にスイーツデコした。

『もぉ、お腹いっぱい』
『俺も限界…』

『でも、めっちゃ楽しかったし!』

『うん、俺も、
すっっ………………げー楽しかった!

マジありがと、まりか!』

『長いから!』


悠樹は時間を見ようと、携帯を取り出したが、

『わ!
もー10時半だよ!帰ろっか』
と、まりかが言った為、

『じゃあ、トイレ行ってくる』
と、席を立った。


突然、携帯の着信音が鳴る。

(あ、悠樹ケータイ忘れてる)

何気に画面に目を向けると、着信が切れ、待ち受け画面に切り替わった。

(え…!?)
まりかはドキッとした。

目に飛び込んで来た、悠樹となずなの
ほっぺキス。

(やっぱり二人は付き合ってんの!?


じゃあなんで…


わかんない…
考えるのやめよ!!)

何故だかわからないショックな気持ちで、悠樹に聞く気にはなれなかった。