『悠樹、どーしたの…?』
(なんだか、泣きそうな顔…)

『…ちょっと、感動して。

俺、この言葉が…』

(まりかが…)

『大好きだから』

(…

好きで、

好きで、


もう、どーにかなりそうなくらい
大好きだよ…!!)


『まりか、ありがとな…
すげぇ嬉しい…』

そう言って、幸せそうに微笑む悠樹は、
どこか切なげで…

それが まりかの心を打つ。


悠樹は楽しくしようと切り替えて、

『じゃあお礼に、今度は俺が作ってくる!』
と、スイーツデコを始めた。

『じゃーん!悠樹スペシャル!
自信作だから!』
と、見た目がグロいスイーツを差し出す。

『う…ん、気持ちだけもらっとくね!』

『はぁッ?なんだよ、それ!』

『だってソレ、食べる気なくすから!』

『バカ、けっこーイケるから!』
スプーンですくって、まりかの口に入れようとする。

『やだ、ちょっ…
わかった!食べるから!』
と、じゃれ合う二人。