『あ!
ちょっと、寄ってい?』

ゲーセンを出て、近くのスポーツショップを指差す悠樹。

『うん!
私も見たい!』

スパイクコーナーで、

『コレ良くね?』

『うん!いーじゃん!
悠樹、アンブロ好きだね〜!』

『うん、でも足にはアディダスのほーが合ってんだよな。

まりかは、どんなの履いてた?』

『私、アディダスばっかだったよ!

ほら、コレとか良くない!?』
と、新作を手に取る。

『わ!かっけぇ!!』

と、盛り上がる二人。

ウェアーコーナーでもはしゃぎながら、

(あ〜!デート楽しい!!!

積極的に誘って良かった〜!)

と、なんちゃってデートの達成に喜ぶ悠樹。