チームに戻ると、

『悠樹、トイレ長くない!?』
と、なずな。

『え?
つっか俺、テンションMAXだから!!
頑張るぜ!!!』

『は?なんなの悠樹??』



一方、まりかは…

『ちょっと、まりか!
今話してたの誰!?
めっちゃカッコいいじゃん!』

一緒にマネージャーをしてる親友の希子がくいついてきた。

『今?あぁ、幼馴染だけど』

『幼馴染!?ただの〜?』
と、ニヤニヤする希子。

『そーだけど』
気にもしない まりか。

『い〜な、あんな幼馴染!
意識したりしないの?』

『ないない!
1コ下で弟みたいなもんだし』

『そーなんだ?
まぁ、あんたオトコ嫌いだしね』

『うん。

……ん!』

希子に質問されたことで、まりかはファミレスでの事を思い出した。

『ちょっと行ってくる!』
『え?なに?どしたの!?』

希子の声は届かず、まりかは悠樹の所へ向かった。