一日目の見学、二日目の自主研修が終わり、ホテルでくつろぐ悠樹。

同じ部屋の友人達は女の話で盛り上がっている。

『なずな、マジ可愛いよなぁ…
同じコースとか、サイコー!』
『つか、今から部屋呼ばね?』
『こねーだろ〜!!
だいたい、誰が呼びに行くんだよ』

みんなは気が付いたように、

『悠樹!
お前、なずなと仲いーだろ?
頼む!誘って来てくれよ!』

『え…?
別にいーけど』


悠樹は なずなの部屋を訪れた。

『なずな、俺らの部屋で遊ばない?』

突然の誘いに驚きながらも、かなり嬉しい なずなだったが、

『どーしよっかな…
他にもけっこー誘われてるんだよね』
と、つい意地をはる。

『いーじゃん!
俺らと遊ぼーぜ!』
無邪気な笑顔を向ける悠樹。

なずなは胸がキュンとなる。
『うん…いーよ』