『悠樹、泣いてんの?』
『泣いてないっ!』

『…もー、なにがあったの?』
まりかはハンカチで悠樹の涙を拭った。

『…僕、サッカー下手くそだから…
チームのみんながバカにして、
仲間に入れてくれないんだっ』

『なにソレ!ムカつく〜!!


でも、大丈夫だよ!
悠樹なら大丈夫!!
だって、すっごく頑張ってるもん!
私は知ってるよ。

だから絶対、誰よりも上手くなるよ!

よぉし!じゃあ、一緒に練習しよっか!





悠樹は、強く強く胸が締め付けられる。