(そーいえば…
私、遥歩から"好き"ってゆわれてるだけで、
付き合ってとか彼女になってとかゆわれてない…

なんか…バカにされてない!?

あ、だんだんムカついてきた!

やっぱり、遥歩とは関わりたくない!!)


家に帰ると、ドライフラワーにした遥歩からの花束が目に入る。

『ばっかみたい!』
そう言って、花束を捨てようとする まりか。

(〜〜〜っっ!!
花束に罪はないもんね!
うん、それだけ!)
と、捨てるのをやめた。

でも、イライラのおさまらない まりかは
悠樹に電話をかけた。


『ほんっと、いーメーワク!!』
グチをこぼす まりか。

『つか、大丈夫か!?
俺、明日から帰り送ろーか?』
心配する悠樹。

『悠樹遠いじゃん!
毎日待ってらんないよ!!

それより!悠樹のファンも、こーならないよーに気を付けてよね!!』

『う…うん』
(なんで俺が怒られてんだ?)
と、心でツッコむ悠樹だった。