『てか、すでに沙夜香、あんたの事ウザがってるから!』
『そー、メーワクしてるって!』
『あーあ、沙夜香怒らす前に、手ぇ引いたほーがいんじゃね?』

ずっと黙っていた まりかが口を開く。
『じゃあなんで"沙夜香"は来てないの?』

『それは…
沙夜香はこの前卒業したから、仕事で来れないんだよ!』

『うん、だから、うちらは沙夜香に頼まれてゆってんの!』


『私、頼んでないけど?』


『沙夜香!!…さん』
突然現れた沙夜香に、驚く一同。

沙夜香はそのまま まりかに近づき
『行こ…』
と腕つかんで、一緒にその場を離れた。


女子達は唖然としながらも
『ヤバくない?』
『遥歩にチクられるんじゃね?』
と動揺していた。