セミの鳴き声がうるさい夏―。 学校にもだいぶなれてそれなりに友達もできた。 サバサバした子、天然な子、 いろんな子がいて、楽しくなってきた学校生活。 男友達もできて、高校生充実してる私。 「梨沙っ!なにぼーっとしてんだよっ」 ポンッと私の頭に手を置いた男の子。 山本 春樹 (やまもと はるき) 「あぁ、春樹おはよう!」 私は春樹に返事を返した。 「梨沙ぼーっとしすぎ。 あんまりすき見せすぎんなよ。」 春樹は先生みたいに私にそう言った。 「はあぃ。!」 もうすぐ体育祭。