。*舞姫side*。


何で歳三追いかけてくんのよぉぉぉぉ!



必死に歳三から逃げ回っていると佐之と新八の声が聞こえた。



すると歳三は光の速さで道場へ走って行った。





ホッ。一安心。



自室へ行くと平助と総司の声が聞こえた。



ニヤリ(。-∀-)
 


私は数分前に盗んだ豊玉発句集を部屋の前に置き、平助の声を真似して叫んだ。




「三日月の水の底照る春の雨ぇぇぇぇぇぇぇ!」





ドドドドドドドドドドドド




ハッ!逃げなきや!




「ゴラァァァァァァァァ!平助ぇぇぇぇえ!」





土方襖を蹴り破ってのご登場。




手には発句集。





「俺何かしたぁぁぁぁぁぁ!?」  






こうして琴音と舞姫が幹部を巻き込んだ鬼ごっこは幕を閉じた。