「あ、彩斗には……その、余ったらあげてもいいかなーみたいなさ!!」



顔真っ赤だから、あえて追及するのはやめよう。


てか、しいちゃんこそツンデレだと思うな。

夏希なんて、しいちゃんの足元にも及ばないでしょ!



「そっかそっか!じゃあ、一緒にケーキ作ろうね!」



そう言いながら、ベンチから立ち上がる。

寒いし、そろそろ帰りたい。



「よかったー!!陽菜と作ったら失敗しないよね!」

「えっ!そんなに頼りにされてるの!?」



確かに、お菓子作りは好きだけど!