「へえ……!陽菜らしいな。応援する」

「夏希も、先生似合うよ!厳しい先生になったりして!」



お互いの将来の夢を伝えたら、なんだかもっと近くなれたような気がして。


あたしはうれしくてたまらない。



「なんねぇよ。すっげー優しい先生だよ」

「え〜?ウソだぁ〜」



生まれたときから、あたしの隣にはいつも夏希がいた。


あたしに好きな人ができたら、またかよ、って呆れた顔をしながらもなんだかんだ応援してくれて。


ずっとずっと……あたしはよそ見をしていた。